森下利典「アメノトリフネのカミ2014」
院友努力賞
両腕を伸ばしたような奇妙な木形。それを選び、海に見立てたのもまたこの人の発想力。 |
成島賢「朝露の杉並木道」院友努力賞
林道を渡る光と風。繊細な佇まいをここまで写しとれたら、もう思い残すことはあるまい。 |
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小関実「長寿の村(雲南省)」
外部審査委員賞
緑の田畑と紫の屋根の対比がみごと。大らかな描き振りにも、つい引きこまれてしまう。 |
光武榮一「月夜のヒップ、ホップT」
外部審査委員賞
デザイン化された人と円形のドーム。古代と現代が奇妙にからみ合う描写はユニーク。 |
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野秋房子「収穫(晩夏)U」日本板画院賞
柔らかい筵に置かれた花束。ドライポイントで刻まれた夏の思い出は尽きることがない。 |
村井敏子「晩秋陽光」奨励賞
一つとして同じ形、似通った風情はない。軒先に白い粉をふいて吊るされた12個の秋。 |
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大塚勤「桂林古鎮」努力賞
逆光を巧みにあしらった古鎮の内部。古の中国をみつめる眼差しが、ひときわ温かい。 |
栗原義則「めがね橋」努力賞
橋の下半分でも絵になるよと。真にみるべきは、リアリズムへの揺るぎなき信念だろうか。 |
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西原優美子「水面の詩T」 新人賞
水面にあらわれる波紋は、いつの時代も作家好みのテーマ。今日も新たな凱歌が挙がる。 |
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