昨年は東日本大震災に見舞われ、被災地のみならず、日本中にとんでもなく大きな影響がありました。新しい年を迎え、いま大切なのは美しいものを生み出す創造力の原点に立ち返ること。そこから、武蔵野美術学園の力によって夢や希望を育てていって、もう一度日本を元気にしたいですね。
というわけで2012年2月16−19日に「修了制作展」が開かれ、校舎のあちこちで注目の公開講評が行われました。どんどん作品に入りこんでいく探究型の先生もいれば、作者に洗いざらい語らせる刑事タイプの講師もいて百花繚乱。いつもながら、ムサビ学園のアートトークはとどまるところを知りません。
一方メディア表現科は、2012年度から5つのコースが新設されました。日ごろ目にしているWEBサイトやアニメ・マンガ、ゲーム、絵本などを、この際徹底的にマスターしていくチャンスですね。早くも会場には「セロ弾きのゴーシュ」の素晴らしいイラストや「新作チョコ」を紹介するポスターなどが並びました。この流れはついに学園を飛び出して、吉祥寺本町の「にじ画廊」にまで広がったようです。では、ちょっと観てきますね。 |