The Size Six contestを通して、ときには日本の心に思いを馳せてほしい。
長いあいだ親しまれてきた本学園3号館のMusabi Art Galleryが、今年の夏に改修されました。四方をとり囲むパネル類も真っ白に新調され、展示効果は飛躍的にアップしています。
そこで再スタートを記念して、コンテストをやってみようということになりました。本学園の在校生、修了生、オープンセミナーの受講生はもちろんのこと、学園関係者に紹介された外部の方々まで含めて、たくさんの皆さんが対象です。名前は「The Size Six contest」。つまりギャラリーでは、日ごろ取り組んでいる大作を離れ、やや小さめの凝縮された画面にいま一度チャレンジしてみようというわけです。「ムサビ学園ニュース」で丸亀敏邦学園長は、こう書いておられます。
作品対象は絵画、イラストの6号サイズ以下、彫刻・立体作品の一辺26cm以内の立体に収まるものとします。作品サイズの制約には私なりの4つの理由があります。
1. ギャラリー新装のお祝いなので、会場に大量の作品を並べたい。
2. 小さいもののなかに美を織り込む工夫も大切にしてきた日本の心に、ときには思いをはせてほしい。
3. 日本の一般家庭に飾りやすいサイズの作品も創ってもらいたい。
4. 制約があるところから、新たな発想が生まれることも多い。
以上の4つです。
また、作品はすべて手描きのものでコンピュータソフトによる制作は認めないこととします。これも4つ目の理由です。もうひとつ制約一人1点とします。優秀作品には賞状・記念品を授与しますが、賞の出し方は応募作品の点数・質によって決めます。(内輪のコンテストだからできる審査方法ですのでご了解ください。なお審査員も外部の方が参加される可能性もあります)。では、皆さんふるって応募してください。
なかなかユニークですね。おっしゃるように小品も気の抜けない、結構手ごわいジャンルです。だからこそ、このコンテストを機に、新装なったギャラリーからぞくぞくと傑作が誕生していくだろうと思います。
ギャラリー風景