芸術文化の灯を守り、今年も
新型コロナ・変異ウィルスに立ち向かおう
第22回東京湘南絵画会が、昨年に引きつづき「ギャラリー春岱寮」(港区東麻布1-26-2)で、華やかに開催されました。思い返してみると、東京湘南絵画会が誕生したのは2000年のことです。その名の通りまさに湘南のど真ん中、茅ケ崎の「市民ギャラリー」で最初の産声を挙げたのです。
それ以来今日まで、竹市和昭先生のご指導のもと芸術文化の灯を守り、営々と走りつづけてきました。竹市先生ばかりではありません。林田末昭評議員や飯田洋子委員など、この会のためにどれほど多くの作家の皆様が、粉骨砕身の努力を重ねてこられたことか。その辺りは、当方よりも美術ファンの皆様方が、一番よくご存知だったかと思います。
さて、この専用ホームページがはじまったのは、2012年の第13回目からです。そこからだけでもすでに9度の展覧会開催を数えました。ご関心のある方は、ぜひとも本サイトTOPページ左側の「スポンサーサイト」をクリックしてみてください。各回の内容が細かく記録され、大切に保管されているのをご確認いただけると存じます。
長い間には、ずいぶんと色々な出来事がありました。当方の記憶には、何といっても会場が茅ケ崎から東京都美術館へ移ったことが印象深く刻まれております。が、それ以上に昨年突如として襲来してきた新型コロナのことが、やはり大きかったといわねばならないでしょう。当時竹市先生は皆様へ、次のような檄を飛ばされました。それを一年後のいまになって、再びふり返って読み返すことになろうとは思ってもみませんでした。
しかしここで挫けず、新型コロナと変異ウィルスの脅威を跳ね返し、かつての生き生きとした美的生活をとり戻すため、いま一度勇気をふり絞って立ち上がらねばなりません。それをもって、今年も無事に第22回東京湘南絵画会展を開催できた出品者・賛同者一同の決意の表明にしたい、などと願っているしだいです。
by JAO
人の魂の営みにおいて、私は、芸術文化の活動は欠くべからざるものと考えます。どんな疫病が流行しようと、その活動を手放してはいけないと思います。それは人としての尊厳を手放すことに通じると思うからです。東京湘南絵画会が、芸術文化を守り続ける灯となると信じます。今、新型コロナウィルスが蔓延している事は充分承知しています。しかし、我々は現在生きています。そして今後も生き続けていかねばなりません。
この展覧会を開催し、たとえ小さくとも希望の灯を消す事無く、守り続けたいと願っています。
東京湘南絵画会主宰者・竹市和昭
(会員の皆様へ』より抜粋)