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東京湘南絵画会

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東京湘南絵画会

 

東京湘南絵画会
竹市和昭先生「ノートルダムとラ・セーヌ」

東京湘南絵画会、芸術文化を守る灯となって
新型コロナに立ち向かう

第21回東京湘南絵画会が、港区東麻布1-26-2の「ギャラリー春岱寮」で開かれました。
いうまでもなく新型コロナウィルスの影響で、これまでの東京都美術館を使うことが困難になったからです。この苦しい状況に際し、主宰者の竹市和昭先生は関係者一同に次のようなメッセージを贈られました。

人の魂の営みにおいて、私は、芸術文化の活動は欠くべからざるものと考えます。どんな疫病が流行しようと、その活動を手放してはいけないと思います。それは人としての尊厳を手放すことに通じると思うからです。東京湘南絵画会が、芸術文化を守り続ける灯となると信じます。今、新型コロナウィルスが蔓延している事は充分承知しています。しかし、我々は現在生きています。そして今後も生き続けていかねばなりません。
この展覧会を開催し、たとえ小さくとも希望の灯を消す事無く、守り続けたいと願っています。          (『会員の皆様へ』より抜粋)

ただでさえ制作の基軸となるような明確な指針がみつけにくい近時にあって、アーティストたちの間には、ややもすると己れを見失うといった傾向がみられなくもありません。これはわが国だけの状況ではなく、恐らく世界中でみられる現象でしょう。しかしこの東京湘南絵画会は、そうした迷いをいち早く脱却することに成功しました。
それというのも会員・一般出品者たちに、絵は楽しく描いてみんなで楽しんでもらおうという気持ちがあふれているからだと思います。一人ひとりの意欲は少しも衰えることなく、いよいよ旺盛に盛り上がり、それが大勢の観客のみなさんに素直に伝わり、大きな感動を呼んでいるのだと思います。その先に「誰もが絵画を気軽に生活に取り入れ、ひいては地域文化の向上に貢献する」という東京湘南絵画会の設立主旨に謳われた理想があることは、いうまでもありません。
それぞれのアーティストの油彩・水彩作品に石膏デッサンまでが掲げられた展示会場は、まさにこうした本会の特質の具体的なあらわれにほかなりません。優れた作品をながめながら、こうした試みが広く理解され、美術アートの発展に少しでも寄与していくことを大いに期待したいと思います。

by JAO

東京湘南絵画会 竹市和昭先生

竹市和昭先生 プロフィール

1960年6月長崎市に生まれた洋画家・竹市和昭氏は、長崎大学教育学部美術科を卒業し中学校美術教師となられる。1990年に上京。以来、日洋会会長にして文化功労者の井手宣通氏の内弟子となり、日展で連続6回の入選を果たすなど大きな力を発揮してきた。日洋会でも受賞を重ねたが、1996年からはフランスに渡りアカデミーグランショミエールで学ぶ。この頃よりますます独自の作風を洗練させ、明るい色彩と軽快なタッチで人々を深く魅了する。帰国後は日洋会を退会し、2000年より東京湘南絵画会の展覧会を開始する。現在は、新日本美術院展の理事長などもつとめられている。

東京湘南絵画会

東京湘南絵画会の紹介が「美術年鑑」に掲載されていますので、ご覧ください。また東京湘南絵画展では毎年、展覧会場にて勅使河原純が作品講評会を開きます。皆様ふるってご参加くださいませ。何卒よろしくご検討くださいませ。 東京湘南絵画会
会場風景

 

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