スケッチ・ブック「ムサビ・タイム」
オープンキャンパス&学園祭で盛り上がったのは、実作品のコーナーだけではありません。2号館第一講義室では真打ち金原亭世之介師匠の落語会が開かれ、何と落語2席の間には「落語における所作の美」のミニ講演もあり、大好評を呼んでいました。
またホールでは、オークションと授賞式を終えた大勢の皆さんが、武蔵野市長・邑上守正氏を囲んで和やかなひとときを過ごしました。市長は大賞を選定するとき「ちょっとおなかが空いていて、思わず秋刀魚に目がいった」と楽しく語ってくれました。
目を外に転じれば、正面道路の向こう側の壁にも立派な画像が並んでいるではありませんか。工事用の白いフェンスを利用した仮設ギャラリー、名づけて「水の壁画プロムナード」です。（※現在地下に建設されている大きな貯水施設の工事フェンスをギャラリースペースとする企画です。市民のためにという市の下水道局の依頼を受けて、武蔵野美術学園が作品提供で協力したものです。）
看板によると「この『水の壁画』プロムナードは／武蔵野美術学園の先生方と／授業をサポートしているスタッフの／水をテーマにした作品で構成されています。／同じ水をテーマにしても／いろいろな作品が生まれます。／あなたにとって水はどんなイメージでしょうか」。これには道往く人々も興味津々。オープンキャンパス&学園祭は、もはや学校の枠を越えて地域ぐるみの大イベントだったのですね。
